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検索体験を変えるGoogleの「AIモード」PDF・画像・カメラ入力に対応

2025年7月、Googleは検索と生成AIを融合した「AI Mode」の大幅アップデートを発表しました。PDFや画像を直接質問対象にできる機能や、学習計画を自動生成するCanvas、リアルタイム対話型検索など、検索体験を一新する革新が詰まっています。本記事では、これら新機能の詳細と活用の可能性をわかりやすく解説します。

【参考】https://blog.google/products/search/ai-mode-updates-back-to-school/

 

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AI Modeとは、検索を「会話」に変える技術革新

AI ModeはGoogle検索に統合された生成AIオプションです。検索窓に入力するだけで、複数サイトを横断した要約と追加質問機能を提示し、ファクトチェック用リンクも併記してくれます。2023年5月のプレビュー公開以降、学習・業務の調査負荷を下げるツールとして注目されています。

 

今回の主要アップデート

 

|画像・PDFを丸ごと質問(デスクトップ対応)

・従来はモバイル限定だった画像質問がPCブラウザに拡大
・数週間以内にPDFもアップロード可能。講義資料やレポートを投入し、内容理解を深掘りできます。
・対象はまず米国・インドの18歳以上(英語)。順次地域拡大予定。

 

|学習計画を可視化するCanvas

・検索後に「Create Canvas」を押すと、サイドパネルにタスクや参考情報が時系列で自動整理
・複数セッション間で状態を保持し、アップロードファイルとも連携
・Labs参加ユーザー(米国)が数週間以内に利用開始

 

|リアルタイム対話検索 Search Live

スマホのカメラ映像を映しながらAIと会話
・DeepMind「Project Astra」技術を活用し、動く対象物にも即応
・米国Labs参加者に今週提供開始

 

|Chromeアドレスバー連携

・デスクトップChromeのURLバーに「Ask Google about this page」が新設
ページ内の図表や文章を選択→AI Overview→AI Modeで深掘りという流れをワンクリックで実現

 

企業利用シーン別活用アイデア

 

|マーケティング・広報部門における活用の可能性

・競合のホワイトペーパー(PDF)やプレゼン資料をAIモードにアップロードし、要約を取得して概要把握に活用
・SNS投稿やバナー画像をAIモードに読み込ませ、「この図は何を伝えているか」などの問いを立て、表現の意図を読み取る補助として使用

※視覚情報の理解には限界があるため、構成やデザインそのものの分析には別ツールとの併用が推奨されます。

 

|教育・人材育成における応用の可能性

・Canvas機能を用い、業務マニュアルや研修資料(PDF)をアップロードして学習用の情報整理に活用
・「次の研修に向けてどの章を重点的に学ぶべきか」など、自己学習の道筋をAIと一緒に考えるツールとして位置付け

※自動的なテスト生成や成績管理などの機能はAIモードには含まれていません。

 

|ナレッジ整理・情報アクセス支援としての使い方

・Chromeで社内共有ドキュメントや閲覧中のWebページについて、「この内容の要点は?」と質問し、概要を把握
・Canvasに複数の検索トピックを登録し、プロジェクトに必要な背景情報を視覚的に整理する補助として活用

※社内システムにログインが必要なページや、非公開ファイルはAIモードでは認識されない点に注意が必要です。

 

導入時の注意点と展望

 

|対象地域・年齢・言語

現在のところ多くの新機能は「米国・英語・18歳以上」に限定されています。海外拠点や英語学習環境を持つ企業は先行試験が可能ですが、日本国内での正式展開には数か月のタイムラグが予想されます。

 

|セキュリティと社内データの扱い

・AI Modeにアップロードした文書はGoogleのプライバシーポリシーに従い処理されますが、機密資料は部分的にマスキングした上で実験するなど段階的導入を推奨します。
・ChromebookやTagged Accountを使い、実験環境と本番環境を分離すると安全です。

 

まとめ

AIモードは、検索という日常的な行為に生成AIを融合させた新しいアプローチであり、特に学習や情報整理の補助ツールとして有望です。PDFや画像の取り込み、Canvasでの情報整理、カメラを使ったリアルタイム検索など、ユーザー自身が「問いを深める力」を持つことで、その価値はより高まります。

一方で、AIモードはあくまで検索支援機能であり、文書の自動分類や確認作業、進捗管理などの業務機能を持つわけではありません。企業利用においては、過度な期待ではなく「情報理解と探索の効率を高める補助機能」として活用の幅を検討することが重要だと私たちは考えています。

 

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